脚・足首の痛み(シンスプリント・歩行痛)
股関節・大腿・太ももの痛み
鼠径部痛(太ももつけ根)
股関節の屈伸時に大腿部の筋肉が骨の突出部に引っかかり、痛みが生じます。
原因として、日本人は外国人に比べて関節が浅いためであると考えられます。
ちょっとした動作により股関節をひねってしまい、筋肉や腱、骨などに損傷・炎症を起こします。
太ももつけ根の激痛で歩行に支障をきたすこともあります。
殿部、大腿部の筋肉をほぐし、股関節・骨盤をAKA関節で調節して動かして、痛みを楽にします。
病院にてレントゲン撮影をするも「異常なし」と言われ、痛いまま帰ってきた経験はございませんか?
当院のAKA関節調節により、痛みがなくなり、歩くことができるようになった患者さんが大勢いらっしゃいます。
弾発股 バネ股
「弾発股」とは、股関節部で大腿骨と靭帯や腱の間で引っかかり痛くなる症状です。
股関節が動くときにその引っかかりから「コツン」という音を発します。
比較的若い女性に出やすいです。激痛で歩行困難になる方もいます。
AKA調整で関節の動きを滑らかにさせ、立体動態波で深くに存在する炎症を抑えます。
腸脛靭帯炎
太もも外側の大きな筋肉「大腿筋膜腸筋」の下方の部分を「腸脛靱帯」と呼びます。
ランニングなどのスポーツを過度にしたときなどによく生じます。
走ったりしゃがんでひざを深く曲げたときなどに、ひざの外側に痛みを感じます。
ハイボルテージ療法で炎症を抑え、原因となる負荷動作を修正しながら、あわせてPNF運動療法を行います。
鵞足炎
大ももの後ろの「ハムストリング」といわれる筋肉がスポーツなどで炎症を起こして痛みを生じるのが「鵞足炎」です。
歩いたり階段を上り下りしたり、走ったときに痛みを生じます。
立体超音波が効果的です。
また歩行・走行解析を行いフォームを正していくことが重要です。
大腿四頭筋損傷(前面 肉離れ)
「大腿四頭筋」は、太もも前面にある体内で一番大きく強力な筋肉で、「大腿直筋」「内側広筋」「外側広筋」「中間広筋」の4つの筋から形成されています。
このうち損傷しやすいのが大腿直筋と中間広筋の2つです。
この筋肉に何らかの急激な牽引力が加わることで筋肉が損傷します(肉離れ)。
発赤・腫脹・内出血、患部を押した痛みを伴います。
受傷直後には、まずRICE処置(安静・冷却・圧迫・拳上)を的確に行うことが必要です。
その後、損傷部を早期回復させる立体動態波療法を行っていきます。
ハムストリング損傷(後面 肉離れ)
肉離れで一番多いのが、太もも裏のハムストリングです。
疲労や重複した負荷により筋肉が硬くなるのが原因で、急に引き伸ばされた際に筋肉が切れて損傷します。
特に筋肉が固まり弾力性が失われたうえで、気温の低いときや、ウォーミングアップ不足で特に損傷しやすくなります。
重症度によって、処置方法が変わってくるので適切な処置を行い早期回復させます。
リハビリ期には超音波で筋損傷部を超音波で補助的にゆるませながら、ストレッチや筋力トレーニングなどを行っていきます。
ふくらはぎ・すねの痛み
アキレス腱炎
運動時に衝撃が加わり、アキレス腱に痛み・炎症を起こすことがよくあります。
さらに進行すると腱が変性を起こして硬くなり、うずくような痛みに増強します。
原因は主に以下の3つです。
- 腓腹筋、ヒラメ筋のストレッチ不足
- 足裏のハイアーチや過回内足の構造学的異常
- すり減った靴、底が硬い靴などの使用
アキレス腱につながる腓腹筋、ヒラメ筋の緊張をゆるませるモビライゼーション療法、立体動態波による筋パルス療法を行いアキレス腱が硬結するのを和らげます。
またストレッチ指導も念入りに行います。
腓腹筋(肉離れ)
横断歩道で信号の変わり際にあわてて走り出したときや、踏み台から降りたときなど、瞬間的にふくらはぎの筋肉が引き伸ばされて損傷します。
多くは、ふくらはぎのアライメント異常(※)、耐久力や筋収縮反応の低下が損傷につながります。
※脚部のアライメント・・・股関節、大腿部、膝関節、下腿部、足関節の姿勢・位置関係
AKAバランス調整・コアトレーニングを行って、根本からの施術が必要です。
ヒラメ筋(肉離れ)
「ヒラメ筋」は、腓腹筋よりも奥にある筋肉で、腓腹筋よりも受傷頻度は低いですが、運動による損傷で起こりやすい肉離れです。
マラソンや長時間の歩行などで、過度の繰り返しの衝撃が強いられることにより受傷します。
そのため、腓腹筋の肉離れが比較的突発性なのに対し、ヒラメ筋の場合徐々に痛くなる場合が多いです。
受傷直後は損傷部分の出血があるため安静固定をし、その後、傷ついた筋組織の修復を早めるため立体超音波療法を行います。
また仕事やスポーツに早期復帰するためには、テーピングや運動指導などで再受傷を予防することも大切です。
しっかりした治療と回復訓練を施術すれば、早期に完全に元の状態に復帰できます。
こむら返り
急激な筋負担、末梢神経の傷害などによって起こり、非常に強い痛みを伴います。
特に下腿の腓腹筋に起こります。
筋肉の炎症を抑えるマイクロカレント電療、動きをなめらかにするモビライゼーション療法、ストレッチセラピーによって急速に回復させます。
シンスプリント(脛骨膜炎・疲労骨折)
「シンスプリント」は、別名「初心者病」といい、運動時(マラソンや陸上競技などに多く起こります)に身体をうまく使えずバランスが崩れ、骨を覆っている骨膜を損傷して痛み・炎症を生じます。
症状初期は、運動時にすね内側あたりに出る痛みや不快感から始まり、ひどくなると歩行時に激しい痛みを生じ運動困難になることもあります。
まずは足を一定期間きちんと固定し安静にさせ、早期治癒のため立体動態波療法、スポーツマッサージをあわせて行います。
シンスプリントは足裏の筋力低下や土踏まずが下がってきていることも原因のひとつなので、足底板インソール療法も効果的です。
その後、症状が軽くなったと思いすぐに運動をすると症状が再発しやすいので、悪い運動のクセ(歩き・走り方の改良)を正す、コンディションニングトレーニングも重要です。
下腿打撲
サッカー、柔道、空手、キックボクシングなどのコンタクトスポーツで多く見られます。
強い打撲で筋肉を痛め(筋挫傷)、腫脹や皮下出血が出現し、歩行や立ち座りの動作に影響が出ることもあります。
早期の立体動態波療法と包帯圧迫固定により、瘤(こぶ)状の腫れが速やかに消退します。
固定処置が遅れてこの瘤が残ると痛みがなかなか取れないこともあります。
早期施術が早期復帰につながります。
オスグット・シュラッター
骨端軟骨は力学的に弱いため、ひざをよく使うスポーツをすると膝蓋骨のすぐ下で腱が骨に付着する部位に負担がかかり、痛みを生じます。
12~13歳くらいの男子に多い傷害です。
少し進行すると骨面の膨隆や分節化などの異常を認めることがあります。
基本的には安静にすることで痛みが軽減します。
実際には固定・立体動態波療法・ジョイントコントロールなどを用いながら、症状に応じてペースダウンしていけば、スポーツをやめる必要はなく治療を続けられます。
足ゆび・足うら・足くびの痛み
外反母趾
おもな原因は以下の2つです。
- 「靭帯性外反母趾」・・・窮屈な靴を履いて足指に圧迫が加わり、土踏まずのアーチが崩れて親指が曲がってくる。
- 「骨性外反母趾」・・・間違った悪い歩行・走行により、親指の付け根(母趾球部)を歩くたびに地面に打ち付けるため、骨が損傷する。
どちらも放っておくと、年齢が増すにつれ、この両方が加わり混合性の外反母趾へと進んでしまいます。
土踏まずのアーチバランスや踵のアライメントを整えて、痛みなく歩けるようにAKAバランス調整をします。
痛みや変形が著しい場合は、歩行時の地面からの突き上げを防ぐ、テーピング・足底インソール療法も行います。
また足ゆび・足裏の筋肉強化訓練や歩行指導も行います。
(足裏専門施術・足底専門施術・外反母趾専門施術)
扁平足(筋挫傷)
「扁平足」は、歩いたり飛んだり跳ねたりすると衝撃を吸収することができず、足底の筋肉を損傷する傷害です。
靴に中敷インソールを入れ衝撃を和らげたり、足裏のバランスを戻す関節モビライゼーションが効果的です。
また足くび、足ゆび、足うらの筋力を強化することも重要です。
(足裏専門施術・足底専門施術・扁平足専門施術)
足底筋膜炎
痛む場所は足底筋膜の付着部で、踵の下面、少し内側に多くみられます。
急に長距離のジョギングやウォーキングをしたり、硬い底の靴を履いたりして、足裏に衝撃が加わることにより受傷します。
土踏まずのアーチを支える柔らかいクッション性の中敷きを靴に入れるインソール療法が効果的です。
難治例には超音波療法で筋膜の付着部を緩和させる方法もあります。
(足裏専門施術・足底専門施術・足底筋膜炎専門施術)
有痛性外脛骨
内くるぶし下の中足部の痛みが「有痛性外脛骨」といわれる傷害です。
スポーツ傷害で多くみられ、足底バランスの崩れが痛みの原因です。
あわせて痛みによる歩行困難や膝痛、外反母趾などさまざまな障害も起こります。
足底板療法、歩行指導、加重トレーニングで早期施術をおすすめします 。
ご好評につき、足底板製作に2週間ほどかかりますので、お早めにご予約ください。
(足底専門施術・足裏専門施術・有痛生外脛骨専門施術)
当院の有痛性外脛骨の施術が大評判です!
足関節捻挫
足首をひねった際に起こりますが、ひねり方により損傷する靭帯、筋肉などの部位が変わってきます。
的確に損傷した部位を見つけ、適切な施術が早期回復につながります。
正しい固定やリハビリを行わないと、靭帯が伸びたままになり、捻挫しやすい足首になってしまいます。
立体動態波で損傷した靭帯、筋肉などの早期回復力を早め、その後、足首の良肢位で損傷強度に合わせて固定を行います。
疼痛軽減後にリハビリで固まってしまった足首の可動性を高めて、再度捻挫が起こらないような歩き方に改善していきます。
(足底専門施術・足裏専門施術・足関節専門施術)
足根管症候群
足首の捻挫や骨折、ゆがみなどの原因から、足の内くるぶしの下を通る、後頚骨神経や筋に負担がかかり、足の内くるぶしの下部の痛み、足裏からつま先にかけてのしびれ・違和感が出現します。
症状が悪化するとつま先にまで痛みの範囲が拡がります。
後頚骨神経の伝導速度を測定してから、AKA調整で神経圧迫を除去し患部の痛み・炎症を抑えます。
足根管を拡げる立体超音波療法も効果的な施術です。
(足裏専門施術・足底専門施術・足根菅症候群専門施術)