腰の痛み(ぎっくり腰・ヘルニア)
腰の痛み
ぎっくり腰(急性腰痛)
日常生活において頻発する損傷で、中腰で物を持ったり、運動中や不良姿勢・作業姿勢などで発症し、さまざまな負担から痛めます。
腰に急な動きや負担などをかけたことによる原因から、腰部の筋肉の炎症、脊椎・骨盤関節の障害、神経障害などを起こし、腰・背中に激しい痛みを起こします。
腰筋、脊柱筋、腸腰筋などの緊張をほぐし、ゆるませます。
その後に腰の中心である骨盤の仙腸関節をAKA関節調整することにより、機能異常を正常に戻し、負担・痛みを取り除きます。
キネシオテーピングにより安静固定も行います。
施術後は腰の痛みが改善され、日常生活も楽に送れるようになります。
腰椎椎間板ヘルニア
重い物を持ち上げた際に椎間板が損傷され、腰から臀部の痛み・しびれ、間隔鈍麻、筋力低下、鈍痛などの症状が起こります。
長期間、立つ姿勢が保てない方もいます。
症状や個人に合わせて、腰・臀部の筋肉の緊張を取り除き、背骨の歪みを正すAKA牽引調整、マイクロカレント療法(治癒力を向上させ鎮痛効果があります)、細胞を活性化させる超音波療法などを行います。
再発しないように姿勢・ストレッチ・運動指導も行います。
腰椎分離症
「分離症」とは、腰部に負荷がかかり、関節突起間部が骨折することをいいます。
将来的に腰椎すべり症に移行しやすい症状です。
腰臀部痛、大腿外側の鈍い痛み(重苦しい、だるい)、脊柱起立筋の緊張が高まり、長時間の運動が困難になります。
マイクロカレント療法により骨癒合を早めます。
1~3カ月はスポーツ活動などを控え安静にしないと再発を繰り返す場合が多く見られます。
安静期間後に体幹のストレッチング、腹背筋訓練などを開始します。
脊椎すべり症
負荷がかかることにより、脊椎の関節突起の骨が折れて、離れてズレてしまう状態を「脊椎(分離)すべり症」といいます。
骨が柔らかい成長期の10歳代の方で激しいスポーツをして発症することが多いです。
脊椎の後方が不安定になり、椎体が前方に変位し重症化すると、椎間板ヘルニアと同じように、神経を圧迫して脚にも痛みが出ます。
背骨に負担をかけないように、正しい位置に調整していきます。
腹筋と背筋のアウターマッスル、腸腰筋などのインナーマッスルをバランスよくトレーニングして、腰椎の安定性を高めます。
腰部脊柱管狭窄症
強度な負荷や腰回りの筋力低下、加齢変化により、腰椎内部の神経通路(脊柱管)が狭くなり、神経組織が圧迫されて痛み・しびれなどが発症します。
判断症状は「間欠性跛行」で、しばらく歩いていると脚が痛んだりしびれたりして歩けなくなり、少し休むとまた歩けるのが特徴です。
- 緊張した筋肉をほぐしてから、周りの関節をAKA調整で正しい位置に戻します。
- 圧迫部位を超音波でゆるませたり、ブロック電療でしびれを除去します。
歩行や運動指導をあわせて行うことで、症状が改善される患者さまが多数いらっしゃいます。
腰椎症(変形性腰椎症)
腰椎に外力がかかり、椎間板や椎間関節、椎間靱帯に異常が発生して痛みが出ます。
放置して加齢が進むと徐々に脊椎が歪み、椎間板の柔軟性がなくなりつぶれやすくなります。
また、骨棘が突出してしまうと椎間板を傷つけてしまいます。
- 超音波で椎間板を強くさせます(軟骨再生に超音波が有効と医学的に認められてきました)。
- AKA脊椎調整で歪みを正し、椎間板への圧迫を除去します。
腰椎症(腰部椎間板症)
椎間板は力学的負荷を常に受けている部位です。
加齢やストレスなどで髄核の水分が減少して変性を起こし、椎間板の支持性やクッション機能が低下します。
周りの神経や靱帯、関節、筋肉に負荷がかかり腰痛が発生します。
- 重力から脊椎負荷を取り除くトレーニングを行います。
- 関節モビライゼーションで、脊椎を1個ずつ負荷・圧迫をゆるませます。
腰部脊椎骨折(腰椎圧迫骨折)
転落や事故などの強い外力で脊椎が骨折し、ひどくなると脊椎の配列が乱れ、しびれや麻痺などを引き起こすことがあります。
ご高齢の方に起こりやすいのが「脊椎圧迫骨折」で、下位胸椎と上部腰椎に発生することがほとんどです。
軽度な外力でも起きる場合があります。
- 初期は安静にすることが必須で、経過とともにマイクロカレント電療で骨の硬化を早めていきます。
- 強度な痛み、強度のしびれ、麻痺などが見られる場合は脊椎専門の整形外科を紹介します。