ひざの痛み(オスグット・O脚・ひざ関節炎)
ひざの痛み
ひざ関節炎
ひざ関節は重要な荷重機能にもかかわらず、その安定性は大部分が靭帯と半月軟骨によって保たれています、
そのため、外傷・ストレスが最もかかりやすいのです。
歩行の負担・捻れにより筋肉や関節、靭帯、軟骨などの損傷・炎症が起こり、痛くて歩けなかったり、ひざに水が溜まったりします。
当院ではまず歩行観察をした後に、膝の機能を評価し、どこから炎症、痛みを起こしているのか原因を見極めます。
大腿部から足先の裏と表にかけて、ひざに関連するすべての筋肉をほぐし、筋緊張を和らげ、ひざ関節のAKA関節調整を行い、動きをスムーズにします。
痛みを取り、最後に正しい歩行指導などをいたします。
歩行動画をスローモーションで見ていただき、正しい歩き方をしっかりと理解・習得していただきます。
足底板(インソール療法)により、荷重バランスを整え、ひざのアライメントを治していきます。
ひざ軟骨損傷
歩き始め、正座、膝の曲げ伸ばし、階段の上り下りなどで、ひざ関節のクッションの役割を果たす軟骨が損傷し炎症が起こります。
ひざの周辺が腫れたり、熱感を伴ったり、むくんだりしてきます。
ひざの軟骨を再生させる低出力超音波療法で痛みを取り除きます。
ひざに連動する骨盤と股関節・膝関節のAKA調整をして、ひざにかかる負担を減らしていく治療を行っています。
ひざ関節水腫
「水腫」とは、関節軟骨などが強度に損傷した際に、関節液が正常範囲を超えて大量に産生され関節内に溜まることです。
よく“クセ”になると言われますが、決して“クセ”にはなりません。まだ治っていないのです。
水がいつまでも貯まっていると、軟骨をさらに傷めてしまうので、関節水腫のきちんとした施術を受けましょう。
関節液を立体超音波で除去して栄養補給を促し、劣化した組織の修復を促進させます(すごくすっきり軽くなります)。
関節軟骨に負担をかける骨盤を中心とする骨格のゆがみをAKA調整で矯正させ、元となる原因を除去します。
ひざ周りの筋力をアップさせ、ひざへの負担を軽くすることも肝心です。
離断性軟骨炎
10~20歳代のスポーツをする男性に多く、関節間での衝突や外力により軟骨下骨の損傷が生じ、骨軟骨片が離断してしまいます(多くは内側に好発します)。
症状は、初期には軽い膝関節痛を自覚する程度ですが、進行するにつれて激痛や可動域制限により、階段の昇降や走ることが困難になります。
年齢と進行の程度によって異なりますが、骨軟骨片が動かないように固定と免荷(めんか)療法をまず行い、その後、損傷組織回復を促すマイクロカレント・超音波療法を行っていきます。
10歳前後の骨成長期には早期施術をオススメします。
半月板損傷
ひざに体重がかかり、ひねったりしたために、膝関節の内側・外側にある半月板が断裂・剥離することがあります。
スポーツや急激な動きのほか、立ち座りの動作や階段などで軽微な外傷で生じることもあります。
半月板損傷の特徴は、ひざの屈伸に際して痛み、歩行時の「ガクッ」とひざが折れたり、「ガキッ」とひざが引っかかったりする症状です。
プロアスリートからアマチュア選手まで、前十字靱帯損傷の専門施術を行います。
まずはアルフェンスシーネ固定を行い安静にすることが必要です。
その後、立体超音波療法で痛みを除去しながら、早期復帰できるようにバランスディスク・チューブを使ったインナーマッスルトレーニングを行っていきます。
前十字靱帯(ACL)損傷
運動時にひざに体重や外力が加わり、膝関節の負担を抑えている前十字靱帯を損傷することがあります。
「ひざがぐらぐらして力が入らない」「ひざが完全に伸びない、正座ができない」「スポーツ復帰して何度もひざが腫れて、熱感、痛みがある」などの症状があります。
関節液を立体超音波で除去して栄養補給を促し、劣化した組織の修復を促進させます(すごくすっきり軽くなります)。
関節軟骨に負担をかける骨盤を中心とする骨格のゆがみをAKA調整で矯正させ、元となる原因を除去します。
ひざ周りの筋力をアップさせ、ひざへの負担を軽くすることも肝心です。
ジャンパーひざ (膝蓋腱炎)
多くはバレーボールやバスケットボールなどの着地時の衝撃により、膝蓋腱や大腿四頭筋腱の炎症で痛みをきたします。
「ジャンパーズニー」の名前が付けられています。
スポーツをなかなか休むわけにいかないかもしれませんが、一定期間の固定、早期施術が(立体動態波・関節モビライゼーションなど)早期復帰につながります。
オスグット・シュラッター
骨端軟骨は力学的に弱いため、ひざをよく使うスポーツをすると膝蓋骨のすぐ下で腱が骨に付着する部位に負担がかかり、痛みを生じます。
12~13歳くらいの男子に多い傷害です。
少し進行すると骨面の膨隆や分節化などの異常を認めることがあります。
基本的には安静にすることで痛みが軽減します。
実際には固定・立体動態波療法・ジョイントコントロールなどを用いながら、症状に応じてペースダウンしていけば、スポーツをやめる必要はなく治療を続けられます。
膝窩嚢腫炎 (ベーカー嚢腫)
ひざを深く曲げたり正座したときにひざ後面を損傷し、ひざの後ろに水腫が溜まる傷害です。
ひどくなると、弾力性のあるピンポン球くらいのふくらみが触れるようになり、ひざの曲げ伸ばしで邪魔になったり、神経や血管を圧迫することがあります。
放置しても問題はないのですが、超音波でマイクロマッサージし、組織を吸収して除去します。
滑液包炎
走ったりねじったりして衝撃が加わり、ひざの膝蓋骨前面の皮下の滑液包という袋に炎症が生じます。
出血して血が貯留していることもあります。
立てひざなどの姿勢は避けて、なるべく刺激しないようにしましょう。
圧迫包帯および内部から炎症を除去する立体超音波治療を行います。
滑液包炎はひざのほかにひじ関節の伸展部、股関節外側の大転子部、足関節の前外側などにもよく起こります。
棚障害
約50%の人のひざ関節の中に「ひだ」が存在しますが、このひだが関節に挟み込まれて炎症を起こし痛みを生じます。
階段などで急に引っかかった感じがして、それ以後ひざの曲げ伸ばしに際して痛みを生じます。
思春期から青年期に多い症状です。
膝蓋骨の内側から治療を行うことが必要です。
1秒間に300万回の音の振動で体内をもみほぐす超音波療法が効果的です。
ひざ関節血腫
激しい衝撃がひざに加わり、血管が傷つけられることによりひざ関節内に血が溜まる傷害です。
痛み、炎症や腫れなどがひどく、歩行困難な場合が多く見られます。
痛みが重度な場合、提携の整形外科でレントゲン撮影を行います。
早期の処置が重要です。
適切な肢位で、固定などの正しい処置をした後に、立体動態波や高濃度酸素発生器で治癒能力を向上させていきます。
ダッシュボード損傷 (後十字靱帯損傷)
交通事故で、運転席や助手席でひざを曲げた姿勢のままダッシュボードなどにひざを打ちつけ、後方に押しやられることで後十字靱帯を損傷します。
後十字靱帯だけでなく、ひざ蓋骨骨折、大腿骨骨折、下腿骨骨折、骨盤骨折、内側側副靱帯損傷などを伴うことが多いです。
まずはギプスシーネ固定を行い、治癒促進のためマイクロカレント療法を行います。
その後、後十字靱帯の単独損傷であれば大腿四頭筋訓練を中心とした保存療法で回復に向かいます。
ひざ関節捻挫
膝をひねったり重度の負担をかけたりして、ひざ関節の靱帯を損傷すると発症します。
この症状を長期間放置すると、関節の可動域が狭くなって屈伸運動や正座ができなくなります。
太ももの肉離れや、ひざ関節の椎間板損傷、変形性膝関節症に進行したりすることもあります。
ひざの関節面を保持できない不安定な状態になるので、きちんと固定をした後、関節を安定させるPRO-EMS電療やAKAバランス調整をして治します。